ネモ船長や海底2万マイルという言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?!
ディズニーシーのアトラクションにもなっているので名前を知っている人は多いと思います。
今回はその「海底2万マイル」を読んでみたので紹介していきます。
海底2万マイルってなに?
そもそも海底2万マイルには、小説、映画、アトラクションとあります。
ディズニーシーのイメージが激強ですが、もともとは小説が原作です。
小説をもとにウォルト・ディズニーが映画化し、それがディズニーシーのアトラクションになったってワケ。(ちなみにディズニーシーの海底2万マイルがあるミステリアスアイランドは海底2万マイルに登場するネモ船長の秘密基地という設定)
今回はその小説、海底2万マイルについて紹介します。
小説:海底2万マイルについて
1870年に発表した冒険小説。作者はフランスの小説家、ジュール・ヴェルヌ。SFというジャンルを始めて世に出した人であり、SFの父とも呼ばれる。幼少期は人里離れた港町で育ったため想像力と冒険心が旺盛に育つ。様々な文学作品を世に出す。

この生い立ちだからこそ生まれた名作!
なんだかロマン感じる・・・。
海底2万マイルあらすじ
ある日、船が巨大な謎の生物に襲われる海難事故が多発していた。原因究明をするべく主人公の海洋生物学者アロナクス教授が助手のコンセイユと銛打ちのネッドとともに調査に向かう。しかし、謎の生物に襲撃を受けて3人は遭難する。偶然、潜水艦ノーチラス号に打ち上げられるが、実は謎の生物の正体はノーチラス号であった。ノーチラス号のネモ船長に3人は助けられ、広い海を冒険する。
とまあ、ものすごく簡単にまとめると
超最先端技術を持つ潜水艦、ノーチラス号の所有者ネモ船長と主人公たちの海洋冒険物語です。
海底2万マイルを読んだ感想
とにかく数えきれないほどの海の生き物が登場します。
最初こそわからない生き物が出たら調べたりしていたんですが、数が多すぎて途中から諦めました。それくらい、それはもう膨大な数の生き物が出てきます。
そして、さすがSFの父。150年以上も前の作品なのにサイエンスの知識や技術がしっかり描かれていますし、海にまつわる怪物や事件も読んでいてドキドキします。
SFあるあると思うんですが、なんかいつか将来実現してそうな気がしてきません?地上資源に頼らず海のものだけ活用して生きていくのっていつか誰か頭のいい人が実現しそうな気がしてワクワクでした。私はネッドみたいに肉に飢えてしまいそうな気もしましたがw
たまたま夏に読んだんですが、正解でした。作中での周囲の環境の表現が詳しく書かれていたのと所々挿絵もあって海の情景がありありと浮かびましたし、前述した通りそれはもう膨大な数の生き物が登場するのも相まって、自分も海で冒険している気分でした。夏にぴったりの作品。うん、確かに私はノーチラス号に乗ってたな。
海底2万マイルの豆知識3選
豆知識①
タイトルの海底2万マイルですが、実は原題は異なります。
直訳すると「海底2万リュー」。しかし日本人からしたら「や、リューなんてわからんわw」となり、馴染みあるマイル(哩)にすることに。「海底6万哩(マイル)」としましたが、もともとの「海底2万リュー」と「海底6万マイル」がごちゃまぜになり、「海底2万マイル」で広く知れ渡ってしまったらしいです。
豆知識②
海底2万マイルと聞くと、「2万マイル海底にいる」と思うかもしれませんが、実はこのタイトルの2万マイルは作中で移動した距離を示しています。
豆知識③
作中に登場する主人公のアロナクス教授の見た目は、25歳の作者ヴェルヌがモデルになっています。原画の挿絵がある本で探してみてね。

ディズニーシーでの待ち時間にぜひ披露してみて!
まとめ
どうでしたか?夏にぴったりな冒険小説、海底2万マイルを読んでみた感想でした。
わたしが極地の土を踏むことをためらわないとすれば、それはいままで人類のだれひとりここに足を踏み入れたことはないからです。
「海底二万里」ジュール・ヴェルヌより

ネモ船長は頭が良くて行動力や決断力があって魅力的な人物!
ぜひ作中でネモ船長と冒険に出かけてみてください。
それでは、おだいじにしてください。